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赤朽葉家の伝説赤朽葉家の伝説
(2006/12/28)
桜庭 一樹

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ほし3つ

鳥取県紅緑村、製鉄一族、赤朽葉家の盛衰を女三代を主役に描いた作品。

うーーん、期待しすぎたかなー、というのが正直な感想。
読んでいる途中で、ガルシア・マルケスの『百年の孤独』が浮かんできます。
作家本人もこの題名を口にしていたので、大いに影響を受けているのでしょう。
ですので、どうしても『百年の孤独』と比較してしまうのです。
こういう場合、比べるという読み方は間違ってますので、先にお詫びして
おきまっす!ごめんちゃい。

赤朽葉万葉、千里眼と呼ばれた、出生に謎をもつ女
その娘毛毬 レディース漫画界に旋風を巻き起こした女
そして瞳子 毛毬の娘として産まれ、「自由」という名をつけられるはずが
      訳あって平凡な名前をつけられ、平凡な少女時代をすごした女

この3人を主人公とした3部構成で物語は創られています。

1953年から現代までという、読者がすぐに情景が目に浮かぶような時代背景を
描くということは、逆に難しく、詰め込みすぎの感もありますが、これだけの
長編、相当な心意気で取り組んだのだろうな、と思います。

賛否両論あるかとは思いますが、私としては、少々尻すぼみのような気がして
なりません。
前半部分の迫力が最後まで続けば、と思いますが、これも時代背景に連動した
「だらりとした現代」を伝えるために必要なことだったのかなー。

しかし、かなりの長編ですが、最後まで読むのは苦にならないでしょう。
なにやらスピンオフの『製鉄天使』という作品もあるようですね。
やはり毛毬時代の描かれ方が、一番楽しそうだもの。

製鉄天使製鉄天使
(2009/10/29)
桜庭 一樹

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